『NINE』

09112603_Nine_Poster_04-2.jpg24日も、友達Aと一緒に映画を見る約束をしました。
最初は、『シカゴ』のロブ・マーシャル監督が製作し、豪華絢爛な出演者が圧倒的な『NINE』を見ようかと思っていたのですが、レビューを横目で少し見ると、おもしろかったと言う人と、全くおもしろくなかったと言う人と、評価がまっぷたつで、急に見たいという気持ちに陰りが出てしまいました

無難なところで、お気楽に楽しめそうな『噂のモーガン夫妻』にしようかとも思ったのですが、劇場の関係や、上映時間の都合などで、『NINE』に決定・・・(^^;)
西宮ガーデンズに見に行きました

『NINE』の原型は、1963年に公開されたフェデリコ・フェリーニ監督の代表作『8 1/2(はっかにぶんのいち)』
それを10代の頃見て魅了されたモーリー・イェストンが、大人になってからミュージカル舞台へと変化させ、フェリーニ監督から『8 1/2』を好きなように使っていいというお墨付きをもらって、『NINE』という作品に仕上げました。

1985年、ニューヨークのシアターで初演された『NINE』は、瞬く間に大ヒットを記録。
上演回数は729回を数え、同年のトニー賞5部門を受賞したそうです。
その後も2003年、ブロードウェイでリバイバル上演が行われ、さらに2部門を受賞、世界各国へのツアーが行われたとのこと。
その時の主演は、アントニオ・バンデラスが演じたらしいですよ。
バンデラスのグイドも、色っぽかったでしょうね。

09112603_Nine_Poster_01-2.jpgその舞台ミュージカルをロブ・マーシャル監督が、映画版ミュージカルに仕上げたのが、この作品です。
フェリーニ監督が、イェストンに全幅の信頼を寄せ、『NINE』のために『8 1/2』を好きなように使用する許可を与えたように、今度はイェストンがマーシャル監督に『NINE』映画化に向けて創作の自由を提供したそうです。

わたしは、残念ながら『8 1/2』も、舞台の『NINE』も、見ていないので比較のしようはありませんが、マーシャル監督がフェリーニの名作に敬意を払いながらも、新しい作品を作るつもりで取り組んだと言っているように、独自の世界を描いたものになっているようです。

難しい話はさておき、ストーリーは、1964年のイタリアが舞台・・・。
天才映画監督グイド・コンティーニは、新作の脚本が一行も書けないというスランプに陥っていました。
貞淑な妻ルイザを心のよりどころとしながらも、愛人や主演女優などの美しい女性たちに囲まれているグイドは、愛とプレッシャーのはざまで、幻想の世界に陥っていきます・・・というようなお話。

ストーリー的には、世界一マザコンと言われている(らしい^^;)イタリア人男性のお話で、煮え切らないというか、感動的という部類のストーリーではありませんが、とにかく出演者がそうそうたるメンバー・・・。
歌と踊りがゴージャスで、楽しめました。

09090301_Nine_06.jpg主演のグイドを演じるのは、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』('07)で、アカデミー主演男優賞を受賞したダニエル・デイ=ルイス
他、『マイ・レフトフット』('89)でも、アカデミー主演男優賞他、数々の賞を受賞、『父の祈りを』('93)、『ギャング・オブ・ニューヨーク』('02)などに出演した名優ですが、わたしは、『ラスト・オブ・モヒカン』('92)の1本だけで、彼のファンになりました(^^;)
当時自宅のテレビで見た時、『ラスト・オブ・モヒカン』は、わたしが見た映画の中で、感動作5本の指に入るくらい、衝撃的な映画でした。

彼は、これまで歌といえば、子どもの頃、教会で歌った程度で、全く歌ったことがなかったそうです。
マーシャル監督から、このミュージカルのオファーを受けた時も、ずっと断り続けていたそうですが、監督に説得されて飛び込んだそうです。
外国の俳優さんは、すごいですよね。
『シカゴ』のレネー・ゼルヴィカーも、歌もダンスも未経験だったらしいですが、あれだけの演技をやり抜きました。

本作でも、マリオン・コティヤールペネロ・ペクルスケイト・ハドソン、ベテランのジュディ・デンチや、大ベテランのソフィア・ローレンまでもが、初めてのミュージカル映画で、華麗な歌やダンスを披露しました。

ソフィア・ローレンは、なんと、御年75歳とか・・・
古くは、『島の女』('57)や、『ひまわり』('70)などで懐かしいですが、いつまでも昔のイメージのまま、若々しくてびっくり・・・。
マーシャル監督は、ソフィア・ローレンに出演をオファーした時、ローレンのいない『NINE』は、考えられない。受けてもらえないなら、この作品は作らないと言って、説得したようです。

334837_026.jpgストーリーは、ともかく(^^;)、豪華な女優陣の歌とダンス、華麗なファッションを楽しめる本作ですが、中でもわたしが一番いいと思ったのは、ケイト・ハドソンのシネマ・イタリアーノ・・・。
60年代の懐かしいファッションで、エネルギッシュに歌い踊りまくる姿は迫力満点で、とても歌も踊りも初めてとは、思えませんでした。
もう一度、このシーンだけでも見たいものです。

ケイト・ハドソンは、コメディー女優として知られるゴールディ・ホーンの娘・・・。
『あの頃ペニー・レインと』('00)、『10日間で男を上手にフル方法』('03)などに出演していますが、見ていないので、今度是非見てみたいと思います。

また、もうひとり圧巻だったのは、ブラック・アイド・ピーズの紅一点として、世界中に知られているミュージシャンのファーギーです。
ファーギーは、本作では、幼い頃のグイドに影響を及ぼす妖艶な役ですが、この役のために、6キロ体重を増やしたそうです。

幼いグイドの出る白黒のシーンは、子どもの頃見た、アメリカ映画にはないイタリアやフランス映画を見た時のドキドキ感を思い出しました。

ミュージシャンとしての、ファーギーは、こんな感じ( Fergie / Glamorous )です。

334837_015.jpgさてさて、いつもながら、ついつい長くなってしまう映画ネタですが・・・
『NINE』という映画の題の意味、最後までわかりませんでした
グイドの関係のあった女性が9人出て来るからかなと思ったりしたのですが、後で調べてやっとわかりました。
舞台版には、「9」を象徴する表題曲「ナイン」があるそうですが、映画版にはありません。

監督グイドの次回作が9本目・・・。
また、グイドの心の原点、心の原風景が彼の9歳の頃にあることからだそうです。
愛や性に目覚めると同時に、一方で罪悪感も抱いた9歳のグイドが、いくつになってもグイドの中に住み続けているというわけです。
それは、ちょっと、言われなければ、映画を見ただけではわからないなぁ・・・

まあ、ストーリーはともかく、たくさんの女優さんの歌やダンス、華麗なファッションを見られたので、○としましょう
一緒に見たAも、見終わった第一声が、「なんだ。おもしろかったじゃん。」でした(^^;)
映画は、期待感いっぱいで見るより、ちょっと引き気味で見た方が、いいのかもしれませんね。

『NINE』オフィシャルサイト

09112603_Nine_Poster_03.jpg
(C) 2009 The Weinstein Company. All Rights Reserved.

 映画 な行

18 Comments

tg戸笠  

最近は仕事の忙しさもあって映画を観に行く余裕が…。
下の子がもう少し大きくなったら、映画も観に行けるかなぁ。

役者さんってホント大変な仕事ですよね。
外から見てれば華やかな仕事と思いがちですけど、役作りでウエイトコントロールしたり…。
減らすのと増やすのはどっちが楽なんでしょうね。
↑の方は6キロも…、撮影が終われば元に戻さないといけないんでしょうねぇ。
ボクサーのようです。

2010/03/27 (Sat) 17:33 | REPLY |   

ritsu  

またまた映画連チャンですね(^^)
ナインは、先日、テレビで宣伝しているのをちょっとだけ見ました。
ダンスの迫力がすごいから是非観て欲しい、とゲストの女性タレントさんが
評していましたよ。

「ストーリーはともかく」がみーさんのコメントにあったので、きっとストーリーに
期待するよりは、豪華な視覚的なものに期待して観にいったほうが
良さそうな映画なのかな(^_^)

2010/03/27 (Sat) 19:19 | EDIT | REPLY |   

kuriko  

面白かったんだね、良かったね!
ソフィアローレン、生きてるんだ!失礼だよね~
ナイン、81/2より少し良いって意味かと思った。
何でもあんまり期待するとがっかりするってことね。
・・・・・思いあたるかも~笑

2010/03/27 (Sat) 21:33 | EDIT | REPLY |   

みー  

★tg戸笠さん

普通は、なかなか映画なんて行けないですよね。
不良主婦でお恥ずかしいです r(・_・;) ポリポリ

役者さんは、ほんとうにプロ意識が強くて、すごいですよね。
ウエイトコントロールで6キロなんて、少ない方・・・
10キロも20キロも増やしたり減らしたりするそうですので
びっくりですね。
とても、わたしには真似出来ません(^^;)

2010/03/27 (Sat) 23:13 | EDIT | REPLY |   

みー  

★ritsuさん

またまた映画連チャンでした(´▽`;)ゞ

ナイン、テレビでタレントさんが勧められていましたか?
やっぱり、人の評価というのは、ある程度目安になったりしますよね。
わたしは、おすぎさんのブログをよくチェックしているのですが
ナインは、取り上げてなかったのです。
だから、おもしろくないのかなぁと思っていたのですが
わたしが見た次の日にUPされていました。
もう一足早くUPされていたら、自信を持って見に行けたのに・・・と思いました(^^;)
でも、褒めてあったので、うれしかったです。

http://www.tsutaya.co.jp/cinema/ch/osugi/2010/0325.html

2010/03/27 (Sat) 23:27 | EDIT | REPLY |   

みー  

★kurikoさん

そうそう!
評判がいろいろだったから、どうかなぁと思ったけど
おもしろかったよ~。
まあ、どんな映画も、よほどのことがない限り
おもしろいと思うわたしと友達Aですが・・・(^^;)

ソフィア・ローレン、生きてるのよ~(⌒◇⌒;)
往年のまま、グラマラスでした~!

>ナイン、81/2より少し良いって意味かと思った。
きゃ~!
kurikoさん、すごい~!
そこ、気が付きませんでした~!
それ、ありかも~!(≧∇≦)

そうそう!
わたしが、いい映画だったって書いてても
ほんとかなぁ(ーー?)・・・と思って見るのがいいのよ~ ( ̄∇ ̄;) えへへ

2010/03/27 (Sat) 23:44 | EDIT | REPLY |   

ami  

みーさんこんばんは

そうそう、ブロードウェイでバンデーラスさんがやってたんですよね~、前にネットで見ました、歌って踊ってました←いらん感想をひとつ。

ダニエルデイルイスの映画を見た記憶が無いですが、
ラストモヒカンよかったですか、メモメモ。

映画のNINEは女優さんが豪華ですね♪
スペインの宝石ペネロペクルス、ファーギーちゃんが出てるのも楽しそう、ソフィアローレンなんて何歳なんですか、ぎゃーうちの母より二歳上ですよ!!
ソフィアローレンのダンスや歌、見たいな~。
ケイトハドソンはお母さんのゴールディホーンのほうがかわいい、ゴールディホーンはわたしの一番好きな女優さんです。
きらびやかな世界ってこういう感じですね~♪
ミュージカル映画はPVみたいで好きです。

なんだかいつにもましたバラバラなコメントですみません、みーさんのまとめはうまいなぁと毎度感心です。

2010/03/28 (Sun) 00:21 | EDIT | REPLY |   

みー  

★amiさん

こんばんは!

バンデラスさんの画像、ネットで見たのですか?
あの人も、歌って踊れるのですね。

実は、わたしもダニエル・デイ・ルイスの映画は、ラスト・オブ・モヒカンくらいしか見てないんです(@@;)
アメリカ開拓時代のお話なので、You Tubeで動画を改めて見ると
インデアンの襲撃シーンなど、かなり残酷な場面があるので
ちょっと怖いかもしれませんが
見た当時は感動して、友達Aにも報告したら早速見て、Aもご主人も
大好きな映画になったんですよ。
もう10年も15年も前の話だったと思います(^^;)

え~っ!
ソフィア・ローレンは、amiさんのお母様の二歳年上ですか~?
それはそれは・・・。
きっと、amiさんのお母様も負けず劣らずお若いと思いますv-218
ソフィア・ローレンやジュディ・リンチは、ダンスというほどの激しいものではなかったと思いますが・・・(^^;)

お~!
ゴールディ・ホーン、amiさんの一番好きな女優さんでしたか?
オメメの大きなキュートな人でしたよね。

ミュージカルは、好き嫌いが分かれますが
華やかでわたしも好きです。

わたしのまとめがうまい?
いえいえ!
わたしも、支離滅裂だなぁと思いながら、無理やりまとめてるのですよ(^^;)
いつも、コメントありがとうございます。

2010/03/28 (Sun) 02:06 | EDIT | REPLY |   

yoko  

先日は思いもかけずお会いできて嬉しかったです。
私は東宝シネマズでばったり会うのじゃないかと思って行ってましたよ(^^;
みーさんのようなこんな素晴らしいレポートは書けないので
映画ネタは殆ど書かないけれど、足しげく通ってます・・・
でもこの二つはまだ観ていないので、とっても参考になりました。
ありがとう~~
この映画、おっしゃるように評価が分かれますよね。
好みがあるからそれはしょうがないですね。
私はイタリア映画っていうのがネックでしたが、ダンスをみると思って観てみます(^^)

2010/03/28 (Sun) 07:14 | EDIT | REPLY |   

haniwa  

アリスを見るまで間があるので 何を見ようかなぁと思っているところなの、
ドンパチ、シャーロックホームズかぁと 足踏み状態で・・
ナインは綺麗ドコロ満載だから、目の保養にいいかしらと気になってました。
↓は地味かな~ 笑 と、
みーさんみたいに 両方見ればいいんだけどね (^_-)

2010/03/28 (Sun) 08:36 | EDIT | REPLY |   

愛  

こんばんは

SEXYなお姉さんがいっぱい出てくる映画ですね。
音楽がすっごく軽快でいい感じです。
ミュージカルってハッピーな気持ちになれるところが
私は好きですね

2010/03/28 (Sun) 20:01 | REPLY |   

-  

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2010/03/28 (Sun) 20:07 | REPLY |   

みー  

★yokoさん

ほんとに、お会い出来てとても嬉しかったです。
きのうも今日も用事があり、明日も出掛けるので
シーズンズの記事が、なかなかUP出来ません (≧ω≦*)

東宝シネマズ、よく行かれるのですね。
yokoさんちから近いから、便利でしょう?
いいのが出来ましたよね。
ほんと、ばったり会いそうですね(^^;)
そうそう!
そう言えば、初めて行った箕面の映画館で
ばったり陽春園のスタッフの方に出会った時は、びっくりしましたよ。
そんなこともあるんですね。

この映画は、舞台はイタリアですが、作っているのはアメリカの監督だし
ハリウッド映画で、言語は英語だし、アメリカ映画かも・・・(^^;)
フェデリコ・フェリーニ監督の映画は、まさにイタリアンテイストでしょうね。
イタリア映画って、ちょっと暗いイメージがありますよね。

2010/03/28 (Sun) 21:31 | EDIT | REPLY |   

みー  

★haniwaさん

わたしも、シャーロックホームズもいいかなと思っていたのですが
この日は、NINEになりました(^^;)
あはは!
↓は、確かに地味ですよね(笑)
なにしろ、バックパックひとつで家もないんですから・・・(⌒◇⌒;)
NINEは、色っぽい綺麗どころが見られますよv-218
音楽と映像が迫力なので、こういうのは映画館向きですね。

2010/03/28 (Sun) 21:37 | EDIT | REPLY |   

みー  

★愛さん

こんばんは~!
そうそう!
SEXYなお姉さんが、いっぱい出て来ますよ(^^;)
ファッションも、楽しいです。
ミュージカル、わたしも好きです。
楽しい気持ちになれますね。

2010/03/28 (Sun) 21:41 | EDIT | REPLY |   

みー  

★鍵コメさん

そちらにコメント入れさせていただきますね。

2010/03/28 (Sun) 21:43 | EDIT | REPLY |   

ロココたえ  

みーさん、おはよう!!

NINEのレポート凄いですね~
同じく見てきたものとしてここまで書けないやと脱帽。

私はもの凄く期待して行ったので
ちょっとガッカリでした。

豪華絢爛な女優陣に圧倒されて終わったかんじ。
どちらかというとヒューマンドラマが好きだからでしょうね。

27日の土曜日、Aozoraharukaさんとカフェ時遊人で会ったのですよ。
とても明るい優しい方で、ウン、活発でもあるかな。
べいべはんも来ていたので
カメラの講習会になりましたよ。

この日はあと2組みのブロガーさんとも偶然一緒になって
オフ会みたいになりました。

又みーさんと会いたいですね。
来月はべいべはん、9日に来ますよ。

2010/03/29 (Mon) 07:06 | REPLY |   

みー  

★ロココたえさん

おはようございます。

いえいえ!
映画のレポート、今日は書くことがないとか、短くしようと思っても
いつも、ついつい長くなってしまってお恥ずかしいです。

ロココさんは、ものすごく期待されて行かれたのですね(^^;)
そういう場合は、期待外れだと、ほんとうにがっかりですね。
豪華絢爛とヒューマンドラマは、なかなか合い入れないものがあるかもしれません。

Aozoraharukaさん、27日にカフェに行かれたのですね。
とても楽しみにされていましたよ~♪
べいべさんや、他に2組のブロガーさんも偶然一緒になったのですか?
それは、賑やかだったでしょうねぇ。
わたしも、参加したかったです。

べいべさん、9日も行かれるのですか?
すご~い!
一度、べいべさんのお庭を見せていただきに行きたいと思いながら
いつもお忙しそうに、東奔西走されているので
いつおじゃますればいいのかなと、思ってしまいます(^^;)

2010/03/29 (Mon) 08:39 | EDIT | REPLY |   

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