「デジャブ」

2c0ec3be.jpg個展の2日目、3月28日にお友達と約束をしていたので「デジャブ」を見て来ました。
「デジャブ」は、半年から1年くらい前に情報を知って、ずっとおもしろそうな映画だと思っていました。
現在と過去が交錯するのでボーッと見ていられませんが、おもしろかったですよ~。
デジャブと言えば、1993年制作の「恋はデジャブ」というビル・マーレイ主演の映画が思い出されます。それもとてもおもしろかったですが、こちらは全然ジャンルが違う、ちょっとSFテイストなものです。
過去と現在が入り乱れると言えば、「メメント」('00)もかなりおもしろかったです。

「デジャブ」の企画の始まりは、インターネットのチャットルームだったそうです。そこで10年ほど前に意気投合した脚本家二人が、何年にも渡りメール交換しながら作り上げた、サスペンス・ラブ・ストーリーだったそうです。彼らは、この脚本を大切に、粘り強く推敲を重ねていました。そんな矢先、ジェリー・ブラッカイマー・フィルム社が大きな新規プロジェクトを探していることを聞き付け、「デジャブ」と名付けた初稿をプロデューサーのブラッカイマーに送ったのだそうです。

ジェリー・ブラッカイマーは、1945年ミシガン州デトロイト生まれ。1970年代半ばに映画界に進出したそうです。1983年に製作会社を設立し、「フラッシュ・ダンス」('83)、「ビバリーヒルズ・コップ」('84)、「トップ・ガン」('86)などの大ヒット作を連発し、最新の映像感覚をいち早く導入した革新的な作品で若い世代の熱狂的な支持を得ました。
その後も「バッド・ボーイズ」('95)、「アルマゲドン」('98)、「パール・ハーバー」('01)、「パイレーツ・オブ・カリビアン」('03)('06)などなど、大作話題作に数多く携わっています。

20070403150557.jpg「映画は監督のもの」と多くの映画ファンは思っていますが、ハリウッドでは昔も今も「映画はプロデューサーのもの」なのだそうです。アカデミー賞授賞式クライマックスの作品賞で、栄光のオスカー像が監督ではなく、プロデューサーに手渡されるのは、その証明とも言えます。
最近では、資金面の働きが中心で映画製作の実務に携わらないプロデューサーが多い中、ブラッカイマーほど実務をバリバリこなす人はいないと言います。
そんなブラッカイマーが、この「デジャブ」の脚本を一読して惚れ込んだと言います。通常、ブラッカイマーのオフィスにたどり着いた脚本の中で、買付けが即断された例はほとんどないそうですが、彼は「過去に読んだどの作品とも一線を画していた。脚本を受け取って48時間後には、もう買っていたんだ。」と語っているそうです。

ストーリーの舞台は、543名もの犠牲者を出した、凄惨なフェリー爆破事件。捜査官ダグは、手がかりを握る一人の女性の遺体に対面します。政府が極秘に開発した「タイム・ウィンドウ」と呼ばれる映像装置、その正体は現在時間から《4日と6時間前》の映像を自由に見ることが出来る、驚くべき監視システムでした。すでに起こった事件を防ぎたい、すでに殺された女性を救いたいという思いから、ダグが突き動かされます。

20070403154841.jpgストーリーは少々複雑ですが、大変よく出来た映画だと思いました。
監督は、ブラッカイマーと共に「トップ・ガン」('86)、「ビバリーヒルズ・コップ2」('87)、「クリムゾン・タイド」('95)、「エネミー・オブ・アメリカ」('98)などの作品を大ヒットに導いたトニー・スコット
捜査官ダグにデンゼル・ワシントン('54ニューヨーク生)、ダグが救いたいと願う美しい女性に、新人に近いポーラ・パットンが出演しています。ポーラは、ハル・ベリーに似ています。
他、テロリスト役に「パッション」('04)(見ていませんが ^^;)でキリスト役を演じたジム・カヴィーゼルが出ていました。実はわたしも友達Aもジム・カヴィーゼルのファンなのですが、この映画に出ていることは知りませんでした。テロリスト役で現れた時、一瞬彼かなと思いましたが、あまりにいつもと違う印象なので「いや、違うな。え?そうなのかな?」と最後まで疑問でした。彼の作品は「シン・レッド・ライン」('98)、「オーロラの彼方へ」('00)、「エンジェル・アイズ」('01)などを見ましたが、どれもとてもいい映画でした。今回、ガラリと違った役で別人と思うくらいだったので、役者さんはすごいと改めて思いました。
役者さんはすごいと言えば、デンゼル・ワシントンはこの役のために16キロも減量したらしいですよ~。ほんまかいな!(◎_◎;) すごいですねぇ。

この映画、ちょっと納得しない人もいるかもしれませんが、わたしはもう一度じっくり見てみたいおもしろい映画だと思いました。

* 「デジャブ」公式HP

dejavu04.jpg
[c]2006 TOUCHSTONE PICTURES and JERRY BRUCKHEIMER INC. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)MovieWalker

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 映画 た行

10 Comments

おきろん  

すでに殺された女性を救いたい~??
それできたら世の中とんえもない事になっちゃうね。
へ~そういう映画だったんだ。
もう一度じっくり見たいっていうの分かるな。
現在と過去が混ざっていて理解が後からになりそう。。
だから二度見ればバッチリって事なのね。

16キロ減量って・・・根性あるヤツだ~!!

2007/04/03 (Tue) 22:58 | EDIT | REPLY |   

kuriko  

待ってました、映画解説!
いや、眠い頭で読んだら分からなくて、もう一度読みました。
いや、この精力的な解説に脱帽!
疲れて寝てるのかと思ったら・・・・元気でよかった!
明日さえた頭(?)でもう一回読みます。

2007/04/03 (Tue) 23:02 | EDIT | REPLY |   

みー  

★おきろんちゃん★
ほんとね~。
殺された人を救えたら、苦労はないね(^^;)なんでもありかいっ!
そうそう!
ちょっと複雑だし、なぬ?と思うところが多いので、もう一回見たい気持ちになりました。
ややこしい映画が苦手な人はダメかもね( ̄∇ ̄;)

>16キロ減量って・・・根性あるヤツだ~!!
ほんとよね~!
俳優って、どうしてそんなに簡単に痩せたり太ったり出来るの?って思っちゃう!

2007/04/03 (Tue) 23:21 | EDIT | REPLY |   

みー  

★kurikoさん★
>疲れて寝てるのかと思ったら・・・・元気でよかった!
あはは~!
(ノ∇≦*)キャハッッッ♪
ご心配いただいてありがとです(^人^)感謝♪
意外に元気です~(v^-^v)♪
今回は解説パスしようかと思いましたが、やっぱ気が済まなくて今日UPしました。
パスどころか、長いし・・・(ーー;)

映画もややこしいけど、解説もややこしかった?
すましぇ~んヾ(´▽`;)ゝ

2007/04/03 (Tue) 23:33 | EDIT | REPLY |   

きみかる  

しばらく訪問できなくてごめんね。
ちょっといろいろあって・・・もう大丈夫よん。

先日、ナイトミュージアムを見てきた。濃い茶と一緒。あの緊張のなんだったっけ、レオ様のでている映画のあとだったから、楽に見られる映画と思って行ってきたの。さすがにケロロ軍曹はやめた(笑)
この映画もおもしろそうだなあ。きみかるはアクション好きなんだけど、濃い茶は次はキャメロンディアスのなんとかが見たいと言ってたけど、あれ恋愛ものじゃなかったっけ。最近、物忘れがひどい・・・

この映画があのレオ様の映画より緊張しない??あれは・・・ど~~~っと疲れた。緊張で緊張で・・・

じゃあ、退職後も、よろしく!!

2007/04/04 (Wed) 00:37 | REPLY |   

ちか  

わ~みーさんまた映画観たんですね!!ほんと凄いな~!!!
この映画の内容聞いてるとほんとにありえない設定だけど面白そう!
そんな過去の映像見れる装置あったらいいのにね!!!
内容は少々複雑か~こういう映画って私理解能力ないからすぐわかんなくなっちゃうんです(笑)特に外国物だと人物がごっちゃになっちゃうって事がよくあるの(笑)
それにしてもメールでやり取りして作り上げたなんて凄いわ~。
役作りの為に16キロ!??すっごーい!!!
向こうの役者さんってほんと凄いですよね。急激に太ったり痩せたり!
リバウンドなんかしないのかな???

2007/04/04 (Wed) 08:18 | REPLY |   

みー  

★きみかるさん★
いえいえ!
こちらこそですよ。
きみかるさんも、いろいろとお忙しかったですね。
ほんとにお疲れ様でした。
しばらくは、のんびりしてくださいね。

ナイトミュージアムはおもしろそうよね。
次女は、同じ日にこのデジャブとナイトミュージアムを見たらしいよ(@@;)
どっちもおもしろかったって言ってた。
レオ様の映画は、心臓に悪かったね(^^;)
これはあれほどじゃないけど、やっぱ頭は疲れるかな?
わたしも次はキャメロンディアスのホリデイを見たいと思ってるのよ。
あっちの方が心と体を癒すには絶対いいかもよ(^▽^;)

2007/04/04 (Wed) 08:24 | EDIT | REPLY |   

みー  

★ちかちゃん★
ほんとにあり得ないような設定だと思うけど、ここまでではないにしても、こういう監視装置は実際に今もあるそうですよ。
ただし、過去に行けるなんてことはあり得ないですけどね(^^;)
そうそう、複雑な映画って、頭疲れますよね。
疲れてる時なんかは、単純な映画の方がいいかな?
でもチャットで知り合って、メールでやり取りして書き上げた脚本だなんて、すごく時代を反映してるよね。
デンゼル・ワシントン、役作りで16キロも痩せたなんて、ほんとにびっくり・・・。
わたしなんて1~2キロ痩せるのも苦労してるのに、それこそあり得ない話ですo(@.@)o
外国の俳優さんって、そういう話よく聞くけど、いつもすごいなと思います。

2007/04/04 (Wed) 08:44 | EDIT | REPLY |   

ami  

みーさんこんばんは。
おお、お忙しいなかまたも映画に行ってらしたのね♪

過去と現在が入り乱れるデンゼル・ワシントン。
なぜかSFっぽくない気がしてしまう役者さんです。
グローリーとかのイメージが強いのかしら社会派顔と勝手に決める(笑)




2007/04/05 (Thu) 00:51 | EDIT | REPLY |   

みー  

★amiさん★
あはは~!
確かにデンゼル君(馴れ馴れしい!@@;)はSFっぽくないね(^^;)
この映画、SFって言うかハイテクって言うか・・・おすぎさんは、ファンタジーって言ってたな・・・。
えへ!
イメージめちゃくちゃ?(ーー;)

2007/04/05 (Thu) 00:59 | EDIT | REPLY |   

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